2012年11月24日

本棚から出てきたもの

個体能力発達論的視点

発達心理学: 個体として誕生した生体(乳児)が、完成した個体になるまでの成長過程を跡付ける学問。

発達的進化: 一定方向(完成された状態)へ向かう変化(非可逆変化)。(グローバルな全体が分化しつつ、段階的に統合化されてまとまりのある全体になっていくこと。)

観察の単位: 個体 - 発達 = 個体発生

個体の能力の発生的変化を見る。

遺伝・成熟説(背景にある)

学説: 個体能力は遺伝・成熟によってきまる

A: 個体間経験差は大きいが、その種に固有の一定した発達方向が存在する。

B: 経験(学習)の可能性や興味及び欲求の水準は、身体構造や諸機能の充実(成熟)の度合いに規定されている。

1. 新しい行動の発生時期が個体差を超えて当該的にほぼ一致。

2. 行動の出現に一定の順序性が存在する。

3. 隔離効果が解除後に比較的短時間で消失する。

4. 学習能率の高い時期が存在する。

5. 未熟児と完熟児の行動の発生を規定しているのは主に受胎年齢である。

6. 一卵性双生児の発達の様相が極めて類似している。

7. 異文化比較において、明らかな経験差にもかかわらず行動の発生時期がほぼ一定している。

知能検査の誕生

知能: 明確な定義がない。

知能の因子: 抽象的思考力、合理的思考力、記憶力、言語能力、空間認認知能力、新しい環境への適応力など。(学者によって重み付けの方法はさまざま。)

最初の知能検査と就学班別 - 現在の就学判別基準(日本) -

就学時において精神年齢が生活年齢より2倍以上送れている子どもは、通常の就学を猶予して特別な教育を与えるのがよい(ビネーによる)

知能指数の登場: IQ = (精神年齢)/(生活年齢)X 100

集団知能検査の登場

因子論的知能観に基づく知能指数の開発: [代表]ウェクスラー式知能検査

知能指数の使われ方 - (疑問)人の相対的な良し悪しが関心を呼んだが、それは被験者の利益・幸福につながるのか。

諸能力の発達への関心

言語の発達

幼児語から二語文へ ... 通常の海和へ語彙の増大、文法獲得。

言語とは人間にとって何なのか(本音を隠蔽・歪曲して表現)

認知の発達

理性的認識が日常生活のすべてではない。

... 最初、自明に見えた個体能力発達論にいろいろな問題があった。


個体の発達から奸計の発達への視点変更

子どもが発達する = 子ども-大人の奸計が変化する。生物学的父・母が心理学的にも父・母になる。

子ども-養育者の関係 ・・・ 行動的な関係、主観的・間主観的

発達を規定する3つの要因

個体能力要因、関係力動要因、社会・文化環境要因

これまでは・・・

発達心理学は個体要因のみを扱ってきた

1. 「平均的個体の発達」という考えのもとに、子どもが育つ場としての親子関係及び文化環境を安易に一定(斉一的)であるとみなしていた。

2. 個体の行動発達だけが記述の対象になって、子どもの心的葛藤のような主観的ないし間主観的側面は科学の記述の対象にならないとして捨象してきた。

3. 強い遺伝・成熟説。

関係発達論が誕生

障害発達心理学

発達とは本質的に文化を身にまとうことである。

子どもから大人への個体発達の動き - 個体が社会的・文化的存在になっていくこと。

「子ども-大人」関係は対立・葛藤を含む「反照関係」


posted by けんじ at 16:45 | Comment(0) | どこかで手に入れた資料
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